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FUTURE JAPONISM(令和2年6月)
欧米に負けない靴を作ろう!(これが動機である)
長嶋 正樹氏
シューズ プロデューサー
長嶋 正樹氏 シューズ プロデューサー
当時日本の靴は欧米の靴に比べ評価が低かった。長年インポートの靴を取り扱っていて、気づいた事がある。日本の靴職人さんの技術は欧米の靴の技術に負けていないのではないかと。欧米の靴に負けない靴を作ろう!(これが動機である)
それでは何が見劣りして評価を下げているのか?一番大事な革が良くなかった。決定的に違うのはアッパーの素材、革である。そしてフレンチカーフを使った。
欧米の靴にはない日本独自の技、ソールエッジの矢筈掛け。欧米の靴に見た目も匹敵する技、スキンステッチ。1足1足手作業で時間を掛けて仕上げをすることで味が出て見た目にも良くなる。直接足を包むライニングの革にも良いものを使い、目に見えない所に気を配った。品質に拘り、嘘のない靴作り。
日本の職人さんに作って貰う靴だからブランド名も日本の文字を使おう。品番も単に数字ではなく、職人さんを連想する品名にしよう。友二郎、勘三郎、源四郎、長五郎と数えると数字の連番になる様にした。
山長の出現以降、日本の靴作りが評価され、靴職人を目指す若者が増えた事は事実である。
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三陽山長(令和2年6月)