前原光榮商店のこだわりは、4つの工程への想いです。
前原光榮商店について(令和2年7月)
大量生産・大量消費の時代以前、日本のモノづくりは丁寧かつ心くばりのこもった製品が多かったと思います。
傘づくりもかつては職人を擁し、一本一本手づくり製造をする、あたりまえの事をあたりまえにこなしておりました。 時代を経て、今日、日本のモノづくりを見直す機運が高まっております。
そんな中、前原光榮商店は昔ながらの製法を受け継ぎ、熟練の傘職人による製造を続けております。
わたしたちは「傘」という字に含まれる4つの「人」は、それぞれ
1. 生地を織る 2. 骨を組む 3. 手元を作る 4. 生地を裁断縫製する
の4つの分野の職人たちを表していると考えています。
前原光榮商店はこの4つの技術を高め、継承してきました。
特に生地の裁断縫製は、傘の出来栄えを左右する最も重要な技術のひとつ。いくら高品質な生地・骨・手元があったとしても、生地の裁断縫製が良くなければ美しいフォルムの傘は仕上がりません。
職人は生地を裁つ際の型、裁ちの正確さ、ミシンの針の落とし方さえにも気を使います。
数ミリの誤差が生じるだけで、傘を開けた時の張りや音、フォルムに影響があるからです。
このように前原光榮商店はそれぞれの素材の品質はもちろんのこと、この裁断縫製加工に強いこだわりを持って傘を製造しています。
紳士用雨傘 婦人用雨傘 日傘・晴雨兼用傘
前原光榮商店(令和2年7月)